快挙・開催地『埼玉』で1・2フィニッシュ!

 

 9月16日から18日にかけて、全建総連第39回全国青年技能競技大会が熊谷市彩の国くまがやドームで開催されました。 大会は全国の県連・組合の36歳以下の建築大工が「四方転び踏み台」の作製を通じて日本一を競う大会で、今回は28県連・組合からそれぞれの予選を勝ち抜いた55人の青年大工が出場。埼玉土建からは、成川弘将選手(本庄)、吉田亘選手(深谷寄居)、今年は埼玉県開催のため、開催県枠で磯岡輝選手(越谷)、けんせつ小町枠で、菅沼由香選手(熊谷)の4人が出場し、技を競い合いました。

 17日、9時からの競技開始と同時に代表選手は一斉に原寸図の作製に取り掛かりました。墨付け・加工と作業は進み、終盤の組み立て作業では柱のねじれ調整、面取り、木口の仕上げなど、少しでも精度を上げるため、15時45分の競技終了時間まで全力を尽くしました。

 競技を終え、成川選手、吉田選手、磯岡選手は時間内に作品を完成。菅沼選手はあと一歩のところで完成まで到達できませんでした。今年は53人が時間内に作品を完成させ、18日の結果発表では、成川選手が全体で1位の金賞、吉田選手が2位の銀賞、磯岡選手が全体17位で奨励賞を受賞しました。

 成川選手は「金賞を獲れて嬉しい。技能グランプリに挑戦したい」、吉田選手は「成川選手がライバルだと思って練習してきた。次回競い合いたくても勝負できず悔しい。次は金賞を取りたい」、磯岡選手は「初の全国大会。持ち込み道具が規定外で没収されるトラブルもあったが、力を十分に発揮できた」、菅沼選手は「練習でも時間内に完成できず、講師から組み上げるテクニックを頂いて挑んだ。結果、完成できず残念だが、来年必ずリベンジしたい」と、それぞれから感想と講師への感謝、来年への決意が語られました。

 また、選手指導に当たった和田講師(ふじみ野)は「成川選手おめでとう。来年も出場を目指す選手は頑張ってほしい。特に吉田選手には、後輩を引っ張ってほしい」、福島講師(深谷寄居)は「成川選手は、忙しい中大変だったと思うがさすがだった。吉田選手は昨年のミスで悔しい思いを乗り越えて見事受賞できた。磯岡選手はみるみる成長したが、練習を重ね頑張ってほしい。菅沼選手は、完成できなかった悔しさをバネに来年はぜひリベンジしてほしい」と選手へ激励の言葉を送られました。



◆過去の大会の様子はこちら◆
 ●第38回全国青年技能競技大会 〜in 群馬〜
 ●第37回全国青年技能競技大会 〜in 島根〜
 ●第36回全国青年技能競技大会 (中止)
 ●第35回全国青年技能競技大会 〜in 金沢〜
 ●第34回全国青年技能競技大会 〜in 茨城〜
 ●第33回全国青年技能競技大会 〜in 愛知〜
 ●第32回全国青年技能競技大会 〜in 徳島〜
 ●第31回全国青年技能競技大会 〜in 長野〜
 ●第30回全国青年技能競技大会 〜in 東京〜
 ●第29回全国青年技能競技大会 〜in 山形〜
 ●第28回全国青年技能競技大会 〜in 神戸〜
 ●第27回全国青年技能競技大会 〜in 横浜〜
 ●第26回全国青年技能競技大会 〜in 札幌〜
 ●第25回全国青年技能競技大会 〜in 鳥取〜
 ●第24回全国青年技能競技大会 〜in 岩手〜
 ●第23回全国青年技能競技大会 〜in 福井〜
 ●第22回全国青年技能競技大会 〜in 千葉〜
 ●第21回全国青年技能競技大会 〜in 島根〜