●全建総連第25回 全国青年技能競技大会〜in鳥取〜 代表選手大奮闘! 

  9月22〜24日の3日間に渡り、鳥取県の米子コンベンションセンターを会場に、全国各地から選抜された35歳以下の青年大工の精鋭達が集い、全建総連主催による 『第25回全国青年技能競技大会』 が開催されました。
今年の大会には、開催地である鳥取県の姉妹都市の ”韓国” の選手もオブザーバー参加し、総勢82名の選手により、課題「四方転び踏み台」の作成を通じて技を競い合いまいた。

  埼玉土建からは7月に行われた予選会(第16回埼玉土建大会)で上位入賞を果たした、小島卓選手(ふじみ野)、多比良和矢選手(深谷寄居)、福島教仁選手(深谷寄居)の三人が代表選手として競技に挑みました。

 大会初日の開会式では、地元・鳥取県の代表選手による力強い選手宣誓で、各選手力を尽くすことを誓い合いました。

 翌23日の8時30分、競技開始のホイッスルで、いよいよ熱い戦いの幕が切って降りろされました。 各選手、一斉に原寸図作成に取りかかり、開始30分を過ぎた頃には次々に図面を描き終え、部材削り、墨つけ、刻みの作業へと移ります。埼玉土建の3選手も順調な滑り出しました。
 鉋(かんな)かけや、鑿(のみ)を叩く音が会場中に響き渡る中、午前の競技時間が終了すると、昼食休憩中には今野講師が各選手の進行状況を確認。和田講師とともに各選手の進行状況に応じたアドバイスが送られます。
 午後に入ると、各選手は次々と刻みを終えて、組立てへと入ります。埼玉土建の3選手は時間一杯まで入念なチェックを重ね、作品の完成度を高め作業を終了しました。

 翌24日、閉会式を前に各選手の完成作品が会場に展示されると、今井技術研修センター副理事長と伊藤書記次長が揃って作品の出来栄えをみて、埼玉土建の3選手の作品が全国の強豪達に引けをとらないことを確認しました。

閉会式の結果発表では、惜しくも三賞は逃したものの見事に多比良選手が入賞者に輝き、小島選手、福島選手も奨励賞を獲得しました。
埼玉土建の3選手は、全員が20位以内に入る成績を残し、来季への期待が膨らみます。
3選手はそれぞれ、次年度に向けて更なる飛躍を誓い合い、帰路につきました。


▲ 左から、小島選手(奨励賞)、多比良選手(入賞)、
福島選手(奨励賞)

◆小島卓選手(ふじみ野支部)のコメント◆
「3年前に岩手から出てきて、この全国大会に挑戦したくてレベルの高い埼玉土建へ加入した。今回初めて代表に選ばれ、毎日のように技術センターに通いつめて練習させてもらった。技術センターのように集中して練習に打ち込める環境が整った施設があることは、本当に心強い。結果は及ばなかったが、全国大会のレベルを肌で感じることができた。自分に足りない部分も知ることが出来たので、この経験を糧に来年もがんばります」


◆鈴木大介さん(東松山支部)のコメント◆
「予選会では4位で代表の座は逃したけれど、今回の大会に同行し全国レベルの高さを間近で見ることができた。話しでは聞いていたが、非常にいい刺激になった。来年もう一度予選会に挑戦して、今度こそはなんとしても埼玉土建の代表の座を勝ち取りたい」

◆過去の大会の様子はこちら◆