連続メダル記録途切れるも大健闘!

〜伸び代たっぷり、来年こそリベンジ〜


  9月22日(月)から24日(木)にかけて、第31回全建総連主催・全国青年技能競技大会が長野県「松本市総合体育館」で開催されました。 青年技能競技大会は全国の県連、組合の35歳以下の建築大工が「四方転び踏み台」の作製を通じて日本一の大工を決める大会です。今大会には全国31県連・組合それぞれの予選を勝ち抜いた73人の青年大工が出場し、埼玉土建からは小島優選手(越谷)、橋豊喜選手(越谷)、大類健太選手(春日部)、の三人が出場し、全国の青年大工と技を競い合いました。
 また、今年から各県連・組合の推薦枠に女性枠が設けられ、全国から4名の若年女性大工が参加しました。
 今大会は参加者73名中、71名が時間内に作品を完成させる程のレベルの高かった大会ともいえます。
                          → 予選大会の様子はこちら


▲ 奨励賞: 小島優 選手(左)、 大類健太 選手(右)
奨励賞 : 橋豊喜 選手(中央)
 

 競技の結果は、小島、橋両選手が奨励賞を受賞しました。
 小島選手は、「作業自体は順調に進んだが、精度の面で課題が残った。本番に弱い所がでてしまった。来年はもっと練習をかさね、本番でも普段通りの力が出せる様に頑張りたい」と語り、橋選手も「今年はメダルを持って帰れなかった。ここに立っているのも悔しい。この気持ちをばねに来年もっと頑張る」と次年度への思いを語りました。
 全国大会初出場の大類選手は「完成目指して頑張り、なんとかくみ上げる事が出来た。本選に出場したことで、今まで以上に面白くなってきた。春日部支部からの援助もありがたかった。来年も頑張りたい」と、 3選手共に今後に向けた決意を語ってくれました。

  選手指導に当たった今野講師(越谷)は「結果には結びつかなかったが、試合内容はみんな素晴らしかった。大類選手は予選より格段にいい作品を作れるようになったし、橋選手は前年メダリストのプレッシャーがかかる中、よく頑張った。
 来年も楽しみ」と語り、同じく選手指導に当たる和田講師(ふじみ野)も「作業の流れは本当によかった。細かい精度の面で課題が残る結果となったが、来年の改善部分もはっきりした。来年はプレッシャーも減ったと思う。今後も選手へのサポートを続けて行く」と今後の期待も語っています。

  

 また、奥野副委員長は「青年技能競技大会を初めて通しで見たが、若い大工さんがこれだけ集まるのは壮観。技術の分野は上には上がいる。青競で全国の仲間と切磋琢磨出来ることは本当にいい事。大工技能者不足を何とかするために国や組合が協力して色々な取り組みを進めている。若い大工さんには是非競技大会に興味を持ってほしい」と語ってくれました。
 建築物を造る上で欠かすことのできない基幹技能である大工技能を未来へ引き継いでいくためにも、組合だけにとどまらず、事業所の親方や仲間からの後押しが一層求められています。


◆過去の大会の様子はこちら◆
 ●第30回全国青年技能競技大会 〜in 東京〜
 ●第29回全国青年技能競技大会 〜in 山形〜
 ●第28回全国青年技能競技大会 〜in 神戸〜
 ●第27回全国青年技能競技大会 〜in 横浜〜
 ●第26回全国青年技能競技大会 〜in 札幌〜
 ●第25回全国青年技能競技大会 〜in 鳥取〜
 ●第24回全国青年技能競技大会 〜in 岩手〜
 ●第23回全国青年技能競技大会 〜in 福井〜
 ●第22回全国青年技能競技大会 〜in 千葉〜
 ●第21回全国青年技能競技大会 〜in 島根〜