明日を担う、青年大工の後継者達

埼玉土建の代表三選手、大奮闘!!

  9月12日(日)から、14日(火)までの三日間、北海道札幌市の北海道立総合体育センター(きたえーる)で、「第26回全建総連全国青年技能競技大会」が開催され、35県連から予選会を突破した80人の青年大工が集い、日本一をめざして技を競い合いました。
 埼玉土建からは、七月の予選会を突破した、多比良和矢選手(深谷寄居)、町田将士選手(深谷寄居)、 小島卓(ふじみ野)の三選手が大会に臨みました。

 大会の課題は、規矩術のさまざまな技法が凝縮されていると言われる「四方転び踏み台」です。この難しい課題を図面作成から組立てまで、六時間で仕上げます。


埼玉土建代表選手の
応援に駆けつけた鈴木中央執行委員長!


入賞 : 町田 将士選手(左)、多比良和矢選手(中央)
奨励賞 : 小島 卓選手(右)
 

 開会式を終えると、選手たちは使用する材料の点検へ。材料選びが作品の出来栄えを左右するため、入念にチェックを行っていきます。

 大会は翌日、午前9時30分より、競技開始を告げる笛とともにスタート。各選手、一斉に図面作成にとりかかります。
埼玉土建の三選手は45分ほどで次々と図面を仕上げていきます。続いて、部材削り、墨つけへと作業が進み、午前中が終了しました。 休憩時間には、今野、和田講師から選手へアドバイスが送られます。

 競技再開とともに、多くの選手が削りの作業へ移り、会場中をげんのうや、のこぎりを引く音がひびいていました。 大会役員として参加している大橋副委員長も、心配そうな表情で選手を見守ります。

 午後4時15分、笛の合図とともに競技が終了。埼玉土建の三選手も、無事に作品を完成させることができました。
翌日、午前9時から作品が展示されました。ずらりと並ぶ作品群に、今井技術研修センター副理事長が「うちの選手の作品は、他の選手と比べても出来栄えがいい。上位賞が期待できるのでは」と評します。

 閉会式の結果発表で、多比良、町田両選手が見事に入賞。小島選手は奨励賞を獲得しました。町田選手は二回目の出場で初入賞、嬉しそうな表情をのぞかせていました。

 今回、初めて競技大会を視察した鈴木委員長は「技能向上をめざす取り組みは、若い仲間を大きく成長させる大切な活動。多くの仲間に見てもらい、この感動を知ってほしい」と、若い三選手の競技にうちこむ姿に、とても興奮していました。 選手たちは次年度に向けて、一層の技能向上を誓い合い、会場を後にしました。

◆過去の大会の様子はこちら◆
 ●第25回全国青年技能競技大会 〜in鳥取〜
 ●第24回全国青年技能競技大会 〜in岩手〜
 ●第23回全国青年技能競技大会 〜in福井〜
 ●第22回全国青年技能競技大会 〜in千葉〜
 ●第21回全国青年技能競技大会 〜in島根〜