10月29日(土)から30日(日)、ものつくり大学を会場に 『人づくり・ものづくりフェア埼玉2011 〜 彩の国第19回技能まつり』 が開催されました。技能まつりは、ものつくり大学の「碧蓮祭」との共同開催で、埼玉県技能士会連合会に加入する35職種に渡る県内の優れた技を持った職人達が参加しました。
 会場に集いし職人達の奥深い技能を生かした作品展示や物品販売、体験コーナーを通じて、来場した県民、市民の皆さん、特に将来を担う子供達に、技能と技術のすばらしさと重要性を広く、親しみを持って知ってもらうことを目的とした取り組みです。
 開催初日は例年にも増して暖かい天候にも恵まれ、会場には2日間で約20,000人もの来場者が訪れました。
 
 埼玉土建のテントは、技能士会、技住対部員を中心に78人の仲間が参加し、展示・販売・体験コーナーを大いに盛り上げ、多くの県民が訪れ、「ものづくり」を楽しみました。

△ 販売・体験コーナーの様子
   埼玉土建のテントでは、作品展示をはじめ、木製パズルやペン立て、プランターなど、この日のために作成した物品などを売る販売コーナー、そしてタイルアートや彫金アート、巣箱・プランター・コマ・ゴム鉄砲の制作など、実際にものづくりを行える体験コーナーに取り組みました。 体験コーナーは子供達で溢れかえり賑わいに満ちた技能まつりとなりました。

 展示コーナーには、今年度開催された「第27回全国青年技能競技大会」において、10年ぶりに”金賞”を受賞した板橋悠(ふじみ野)選手の作品や、木村義勝さん(猿島)作のたん金作品をはじめ、家具転倒防止金物など展示コーナーにも多くの来場者が足を止めていました。

 体験コーナーには、260人を超える親子連れで大いに賑わい、特に人気の高いタイルアートには、子供に付きそう親御さんも幼少の頃に戻ったかのように、熱心に楽しく体験していました。
 プランターや巣箱作りのコーナーでは、 普段はなかなか手にすることのない”かなづち”を片手に釘を打ち、少しずつ完成する作品に喜びを感じながら楽しんでいただきました。

 埼玉土建のテントには終了時間ぎりぎりまで、真剣な表情でものづくりに打ち込む子どもたちと職人達がふれ合い、それを見守る親御さんからも感謝の声が聞かれ、販売コーナーも組木に挑戦する青年から、お孫さんにお土産を求めるお年寄り夫婦まで訪れ、例年にない盛り上がりを見せて無事に終了しました。

 
△ 体験コーナーの様子
 拡大月間最終版での取り組みでしたが、参加した仲間は「ものを作り上げる楽しみを多くの県民へ伝えることができた」という充実感を胸に、会場を後にしました。
 
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●埼玉土建技能士会への加入は、埼玉土建各支部にて。