●平成19年度−全建総連青年技能競技大会 『第14回埼玉土建大会』 

 8月5日(日)、技術研修センターで、全建総連第23回全国青年技能競技大会の予選となる「第14回埼玉土建大会」が開催され、全県より、10人の青年選手が参加しました。課題は、全国大会と同じ「四方転び踏み台」で行われました。
  開会式では、金野技住対部長(兼技術研修センター副理事長)より、「青年部の後輩たちが、後ほど応援に駆けつける事になっています。自分たちの技術を伝えるためにも、思う存分力を発揮して欲しい」と開会あいさつがありました。

   
              【 出場選手 】
  ・ 木村  誠 (宮代)
  ・ 多比良 和矢、福島 教仁、町田 将士 (深谷寄居)
  ・ 小島  卓、比留間 圭治 (朝志和)
  ・ 田村 正仁 (本庄)
  ・ 柿澤 柔一 (熊谷)
  ・ 斉藤  昇、高木 啓多 (越谷)       計10名
  9時15分、スタートの合図とともに6時間の長い戦いが始まりました。まず、各選手が一斉に図面に取りかかります。30〜40分経過すると、一人また一人と図面を完成させ、次々と部材削りへと入ります。昼食休憩を挟み、各選手順調に作業を進めていきます。選手たちが真剣な面持ちで部材の加工を進める中、審査員から「今回は全体的なレベルが非常に高く、誰が代表になってもおかしくない」との声が。
  残り約1時間、組み上がる選手もちらほら。しかし、制限時間まで作品のチェック、ミスはないかと余念はありません。
  午後4時、6時間にわたる競技が終了。見事に七選手が組み上げ、作品を提出。別室での採点では、甲乙付け難い出来栄えで審査員の頭も痛め、審査の予定時間をオーバー。
  採点も無事終わり、閉会式へ。
  激励に駆けつけた11人の青年部の仲間も、固唾を呑んで見守ります。
  待ちに待った結果発表では、福島審査員から第一位、木村誠選手(宮代)、第二位、福島教仁選手(深谷寄居)、第三位、多比良和矢選手(深谷寄居)が告げられると、会場から拍手が沸き起こりました。
 今大会には、岩手県連で全国大会出場経験を持ち、今回仕事を機に上京して代表選手の座をめざして組合に加入した、小島卓選手(朝志和)は善戦惜しくも四位。
 
課題 : 四方転び踏み台
  しかし、「本当にいい刺激になった。代表三選手と今後も一緒に練習を積みたい。次回は代表に選ばれるようにがんばる」と、今回の経験を糧に新たな決意を固めました。
 
   
第一位 : 木村 選手
第二位 : 福島 選手
第三位 : 多比良 選手
特別賞 : 小島 選手
   

 

 大会の上位三名は、10月2日(火)〜4日(木)にかけて福井県の産業会館で開催される、「全建総連第23回全国青年技能競技大会」へ、埼玉土建の代表選手として出場します。
  心地よい疲れがある中、一緒にたたかった選手の絆が深まり、閉会しました。