11月15日から18日にかけて、愛知県常滑市の愛知県国際展示場を中心に開催されました。技能五輪全国大会は23歳以下の若手技術者が、職人日本一を決める大会で、42職種から1239人の選手が全国から集まり、自らの技を競い合いました。建築大工職種は90人の選手が参加し、埼玉土建からは、成川弘将選手(熊谷支部)が4年連続で出場しました。競技課題は「六角形転び柱建て小屋組」で、2日間(合計12時間)かけて現寸図、削り、墨付け、加工、仕上げ、組立ての順で作業を進め作品を完成させます。
大会当日まで公開されていなかった課題の一部が発表されると、競技前日には夜遅くまで和田講師とともに図面を展開、現寸図の作成から墨付け・加工のポイントなどアドバイスを受け競技に挑みました。長期間にわたり練習を積み重ねてきた成川選手は、見事な出来栄えで作品を完成させることができました。
競技の結果、前年度大会に引き続き『銀賞』を受賞しました。「今年が最後の挑戦だったので、金メダルを獲得したかった。非常に悔しかったけれども、全力を出し切ったので後悔はしていません。親方や指導してくださった講師の皆さん四年間大変お世話になりました。ありがとうございました」と感謝の言葉を語りました。