彩の国を支える優秀な技能者達!

埼玉土建の仲間5人が受賞!技能グランプリ功労者も紹介

    ▲左から、福島教仁、板橋悠、菅野和治、武田実、小島優 (敬称略)        ▲技能グランプリ功労者紹介

  11月28日、「第21回彩の国職業能力開発促進大会〜技能者表彰式〜」が埼玉会館で開催されました。この大会は、優秀技能者の表彰等を行い、社会一般に技能を尊重する機運を高め、技能者の職業生活の安定を図ることなどを目的に、毎年11月の職業能力開発促進月間に開催されています。

 今年度の受賞者は、建築板金工として、長年銅板葺き等の伝統技能を磨き、後進の育成にも尽力している事を評価され、武田実さん(越谷支部)が「彩の国優秀技能者(埼玉の名工)」として、第27回全国青年技能競技大会優勝の経歴が評価され、「彩の国青年マイスター」として、板橋悠さん(ふじみ野支部)が知事表彰を受賞しました。
 また、建築大工一級技能士として、81歳になった現在でもプレカット工場で機械加工ができない部分を手刻みで加工する仕事をしており、埼玉土建技能士会の取組にも積極的に参加し、技能士会の発展にも貢献した事から、菅野和治さん(新座支部)が優秀技能士として、当日は仕事の関係もあり参加することはできませんでしたが、技能士会担当役員として奮闘してきた、柴誠さん(上尾伊奈支部)には役員功労者として感謝状が贈呈されました。

 このほか、小島優さん(越谷支部)が建築大工2級技能検定の実技試験で優秀な成績を収めた事をうけ表彰されました。また、第27回技能グランプリ建築大工部門で敢闘賞を受賞した福島教仁さん(深谷寄居)、石工部門で金賞を受賞した篠原信行さん(草加)が壇上で紹介されました。

◇ 受賞者の声 ◇
 板金業を始めて35年、色々と特殊な仕事、難しいと思われる仕事に挑戦し、現在に至っています。板金葺の技を伝授してくれた名人のおかげだと思います。これからも板金の技を磨き、若い職人に技能を伝えて行こうと思います。    工務店や組合の支えがあって受賞できたものだと思っています。今後もこの喜びを胸に、日々頑張っていきます。

   △ 彩の国優秀技能者
    武田 実さん(越谷支部 : 建築板金)
    「埼玉土建技能士会 幹事」

   △ 彩の国青年マイスター
    板橋 悠さん(ふじみ野支部 : 建築大工)
 金賞を取れなかったのは悔しいですが、受賞できた事自体は嬉しく思います。これに慢心せず、努力していきたいと思います。  授賞式では来賓の方や上田知事から「特にもの作りの技能の振興と、継承に期待します」との祝辞があり、それには高度な技能に専念できる社会環境と、後継者育成が重要かと思います。この度の受賞を大きな励みに、これからも微力ですが頑張っていきたいと思います。

   △ 技能検定成績優秀者
    小島 優さん(越谷支部 : 2級建築大工職種)

   △ 優秀技能士
    菅野 和治さん(新座支部 : 建築大工)
    「埼玉土建技能士会 会員」