2月22日(金)から25日(月)にかけて、千葉県の幕張メッセを中心に、第27回技能グランプリが開催されました。技能グランプリは、一級技能士以上の有資格者で闘われる、事実上の職人日本一を決める大会です。27回目となる今大会には、全28職種、482人の選手が集い、日本一をめざして技を競い合いました。
埼玉県からは8職種に19名が参加し、埼玉土建からは福島教仁選手(深谷寄居)が建築大工職種の埼玉県代表選手として出場しました。
建築大工職種には、全国から40名の選手が参加。今大会の課題は全国の講師陣も時間内に仕上げるのは相当困難との評判の「正五角形小屋組」が出題されました。この課題を2日間(12時間の制限時間内)で、現寸図、部材削り、墨付け、刻み、組み立てまで行います。
大会屈指の難課題だったため、2割の8名の選手が時間内に作品を完成させることができませんでしたが、3度目の出場を果たした福島選手は、無事に制限時間ぎりぎりで作品を完成させました。その結果、惜しくも三賞には届きませんでしたが、敢闘賞を獲得し、難課題にもかかわらず大健闘しました。