彩の国が誇る優秀な技能者達!

埼玉土建の仲間4人が受賞!技能グランプリ入賞者も紹介


11月30日(水)、第19回彩の国職業能力開発促進大会が埼玉会館で開催されました。 この大会は、優秀技能者の表彰等を行い、広く社会一般に技能を尊重する機運を高め、技能者の職業生活の安定を図ることなどを目的に、毎年11月に開催されています。

 埼玉土建の組合の仲間からは、第24回技能グランプリで銀メダルを獲得し、ものつくり大学での非常勤講師活動や、組合のさしがね教室などを通じて後継者育成に励んでいる、越谷支部所属の今野勝二さんが彩の国優秀技能者として知事表彰を受賞。技能まつりをはじめとした技能士会の活動に積極的に取り組んできた、ふじみ野支部の西川武士さんは優秀技能士、また、技術研修センターの理事長として、長年技能士会活動の先頭にたって奮闘してきた、大橋副委員長には役員功労者としての感謝状が、知事から贈呈されました。

 また、技能検定関係では、平成23年度前期技能検定防水施工職種(ウレタンゴム系塗膜防水工事作業)の成績優秀者として、吉川松伏支部の掛川正一さんが表彰され、第26回技能グランプリで敢闘賞に輝いた熊谷支部の猪股正吾さんと、深谷寄居支部の福島教仁さんの二人は、壇上で紹介されました。


◇ 受賞者の声 ◇
 今まで、多くの人がもらっているわけではない、大変な賞をもらったということに、重みを感じている。今後、彩の国優秀技能者という名前に恥じないような、良い仕事、良い活動をしていきたい。特に、ものつくり大学での講師活動は、建設業へ入職する若者の裾野を広げていく、大事な活動。大工を志している学生ばかりではない中で、やる気を出させてあげる、楽しさを感じてもらうことは難しいが、ものづくりの楽しさを伝えていけるよう、がんばりたい。    いま、技術研修センターへ多くの若い仲間が資格や技能を習得に訪れている。私たち、建設の現場で働く者にとって、技術・技能は仕事をしていく上で、切っても切り離せない土台となるもの。組合の仲間にとって、技能の砦となる技術研修センター、そして次世代へ技術を伝える、技能士会の取り組みは、今後ますます重要になってくる。技術研修センターや産業対策の活動を通じて、技術・技能の継承、そして建設技能者の生活安定のために、さらに奮闘していきたい。

   △ 彩の国優秀技能者表彰
    今野 勝二さん(越谷支部 : 建築大工)
    「埼玉土建技能士会 幹事」

   △ 技能士会役員功労者感謝状
    大橋 久光さん(ふじみ野支部 : 建築大工)
    「埼玉土建一般労働組合 副委員長」
    「埼玉土建技術研修センター 理事長」
 昭和25年に名古屋に見習い工として就職以来、60年間塗装一筋でやってきた。埼玉土建に加入して25年、毎日が苦労の連続だったが組合や仲間に支えられてなんとかやってくることができた。今回技能士会のみなさんのおかげで知事から感謝状をいただくことができ、本当に光栄に思う。これからも、埼玉土建と、技能士会の皆さんと活動に励んでいきたい。  防水施工職種の技能検定を受験するのは、今年で二回目。以前は別の作業を受験した。技能検定は、自分がこの仕事をどれだけできるか、その証明のようなものだと感じている。防水職種は他にも様々な作業があるため、今回で満足することなく、この先もどんどん挑戦していきたい。この大会にも多くの素晴らしい技術を持った人たちが集まっている。今後、磨いた技術が活かされるような社会になってほしい。

   △ 優秀技能士感謝状
    西川 武士さん(ふじみ野支部 : 建築塗装)
    「埼玉土建技能士会 会員」

   △ 技能検定成績優秀者表彰
    掛川 正一さん(吉川松伏支部 : 1級防水職種)