彩の国のものづくりに対する機運を高め!

埼玉土建の仲間4人が受賞!


 11月30日(火)、埼玉会館を会場に『第18回彩の国職業能力開発促進大会』が開催されました。この大会は、技能者の職業生活の安定、職業能力開発の促進を目的に、毎年11月に開催されています。そのため、職人の技能を認定する唯一の国家資格である技能検定の成績優秀者の表彰もあわせて行われました。

 埼玉土建の仲間からは、三浦清さん(ふじみ野)が彩の国優秀技能者「埼玉の名工」として知事表彰を受賞。武田実さん(越谷)には知事から感謝状が贈呈されました。
また、今大会は技能検定39職種から216人の成績優秀者が知事表彰を受賞しました。埼玉土建の仲間からは、一級防水職種の森山道悦さん(所沢)と、一級塗装職種の遠山泰司さん(所沢)の二名が技能検定成績優秀者を受賞しました。

 表彰式後には、東大阪の中小企業が中心となって打ち上げられた人工衛星、「まいど一号」のプロジェクトで中心人物だった青木豊彦氏から「夢の実現!ものづくりのプライドをかけて」と称した講演が行われました。講演では、日本のものづくりのすばらしさ、そしてそれを支える技能者の大切さが改めて強調され、参加者の今後も技能者として働いていく励みとなるものでした。


◇ 受賞者の声 ◇
 16才の時、集団就職で埼玉に出てきてから「自分が作り上げたものに対してお金をもらっている以上、責任を持って良いものを仕上げる」という気持ちをもって、この仕事を続けてきた。
 今回受賞に至ったことで、組合の力の大きさを実感できた。今後も仲間と協力して、組合員の生活を守るために尽力したい。
   仕事をしていて一番嬉しい瞬間は、お客さんの喜ぶ顔を見たときと、自分が作った物が残っているのを見たとき。
 まだ賞をもらった実感はないが、若い仲間へ伝統技術を継承していくとともに、良い仕事、良い商品をモットーに、一層の奮闘を続けていきたい。
△ 彩の国優秀技能者表彰
三浦 清さん(ふじみ野 : タイル工)
「埼玉土建技能士会 副会長」
△ 優秀技能士感謝状
武田 実さん(越谷 : 建築板金)
「埼玉土建技能士会 幹事」
 防水の技能検定は様々な工事種別があるため、今年で二つ目の防水職種技能士資格取得。今まで習得した技術の証として受検した。会社として大型工事にも対応できる体制作りのために、建築施工管理技術検定にも挑戦している。
 今後は資格の時代。周りの仲間や従業員にも重要性を伝え、お客さんからの信頼を勝ち取る努力をしていきたい。
   
   △ 技能検定成績優秀者表彰
   森山 道悦さん(所沢 : 1級防水職種)