●平成21年度−全建総連青年技能競技大会予選 『第16回埼玉土建大会』 

全国青年技能競技大会 代表選手決定

今年は、ふじみ野支部の仲間が3年越しで代表の座を勝取る!

  7月26日(日)、技術研修センターで、第25回全建総連全国青年技能競技大会の予選会となる、埼玉土建大会が開催されました。全県各地から11人の青年大工が集まり、埼玉土建代表選手の座をかけて技を競い合いました。
午前9時15分、今野勝二主任講師の合図とともに各選手いっせいにスタート、図面作成に取り掛かります。30分を過ぎると、描き終えた選手から次々と図面を提出、部材削りの作業へと移ります。
削りの良し悪しは、作品の出来栄えに直接関わってきます。各選手、慎重に確認を重ねながらかんなをかけていきます。
削りを終えた選手は墨つけへ。図面の採点を終えた和田審査員から「今年の選手はよく図面を練習してきているため、ほとんど差がない。勝負は作品の出来栄えにかかっている」との声が。昼食休憩を終えた頃から、きざみの作業に入り、のみを叩く音が響きます。そして、いよいよ最後の仕上げ、組立ての作業へ。
早く組み上がった選手も、残る時間を目一杯使い、作品の精度を高めていきます。
午後4時、競技終了。審査を経て、閉会式へ。

<予選会出場選手>

  ・ 高橋 豊喜、矢口 洋司 (越谷)
  ・ 櫻井 淳士   (川口鳩ヶ谷)
  ・ 川田 将之   (上尾伊奈)
  ・ 丸山 真弘   (中部)
  ・ 比留間 圭治 (朝志和)
  ・ 小島   卓   (ふじみ野)
  ・ 鈴木 大介   (東松山)
  ・ 多比良 和也、福島 教仁、町田 将士 (深谷寄居)
                             計 11名

 


△ 左から、2位:小島選手、1位:多比良選手、3位:福島選手
   
今野義視審査員長から、1位、多比良和矢選手(深谷寄居支部)、2位、小島卓選手(ふじみ野支部)、3位、福島教仁選手(深谷寄居支部)が発表されると、健闘を称える大きな拍手が起こりました。
 また、惜しくも入賞には届かなかったものの、鈴木大介選手(東松山支部)には、審査員特別賞が贈られました。見事2位に輝いた小島選手は、3度目の挑戦で遂に代表権獲得。「やっと代表になることができたが、今回の作品も、まだまだ納得できる出来ではない。全国大会まで、さらに練習に励みたい」と、すでに本番を見据えています。 
 
今大会の上位3選手は埼玉土建代表として、9月に鳥取県で行われる、第25回全国青年技能競技大会に出場します。すべての選手は今大会で得た教訓を胸に、更なる技術の向上を誓いあい、閉会しました。