第四回 技術・技能の習得を励ますつどい



  3月7日(日)、「パレスホテル大宮」を会場に『第四回技術・技能の習得を励ますつどい』が開催され、来賓を含め41名が参加しました。今回で第四回目となるつどいは、一年間を通じて技術・技能の研鑚に励んだ仲間を組合としてお祝いするすることに加え、多くの「技術・技能」に励む仲間が大きく社会的に認められていくことをめざして取り組んでいるものです。

 第一部の式典では、主催者を代表して鈴木委員長から「いま、トヨタのリコール問題など、社会的にものづくりが問題になっている。建設業界においても、技術力の低下が問題となっている。根底には、低賃金・低単価の問題があり、それが本当の技術者の減少につながっている。その中で建設産業の担い手の育成は組合として大きな課題。その意味では、みなさんが技術・技能の向上に励んだことは組合の誇り。今後、その技能を後輩へと引き継いでほしい」とのあいさつがありました。

   

 この式典には、来賓の埼玉県職業能力開発協会の星野検定課長から「ものづくり、人材育成は国づくりの基本。その中で技能向上、資格取得に励んだことはとてもすばらしいこと。若者の夢をなくさないためにも、ものづくり立国の初心に立ち返って協会も取り組みを進めていくので、今後も協力してほしい」との祝辞をいただきました。

  また、埼玉県技能士会連合会の吉場常任理事、全建総連梅澤技術対策部長が来賓として出席され祝辞をいただきました。


  表彰式では、後継者育成に貢献され埼玉土建からの推薦により国および県より表彰を受けた仲間をはじめ、技能検定の成績優秀者・合格者、各種競技大会の入賞者、二級建築士および二級建築施工管理技士、二級電気工事施工管理技士、第二種電気工事士の合格者の表彰が行なわれました。
  表彰者を代表し、今回塗装職種で一級技能士に合格して、技術研修センターでインストラクターも努める荒木眞彦さん(さいたま南)から謝辞が述べられ、鈴木委員長へ謝辞が手渡されると会場から大きな拍手がわき起こりました。そして、仲間を応援し続けた担当講師から激励の言葉が贈られて一部が閉会しました。

 
 第一部の式典が終了すると、 荒馬座と一緒に受賞した仲間全員でソーラン節を披露し、大きく盛り上がる中、栗城中執の乾杯で第二部がスタートしました。
 交流では、久々に会う仲間、そして世話になった先生と話が弾む中、「受賞者の一言」のマイクがまわっていき、「合格できたのは、まさに先生のおかげ。先生がいなかったら合格できなかった」「今回の合格を糧に将来は、自分も講師ができるようにがんばっていきたい」「講座を休んだとき、仲間から連絡があった。本当に仲間の大切さを感じた」など、講座での感想や決意が語られ、閉会しました。