【2級施工管理士とは】
施工管理技士資格は国土交通省が管轄する、設計から実際の施工に至るまでの一連を管理監督する技術者として認められる国家資格です。年に1回行われる試験は、学科試験(四肢択一)と、実地試験(経験記述)の二つがあり、両方合格することで施工管理技士の資格が得られます。
施工管理技士となると、一定水準以上の施工技術を持つ技術者として認められ、主任技術者または監理技術者(1級のみ)の要件を満たす者として取り扱われるほか、経営事項審査の加点としても評価されます。
震災の復興事業やバブル期に造られたインフラ整備などの影響で、資格者の価値が高まっていますが、熟練技術者の大量退職、土木業界への新規入職者の減少などによって、有資格者の数は減少しています。こうした状況を受け、国も1級の資格要件を見直すなどの施策をとりだしています。
また、2級施工管理技士は、「一般建設業」の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者、建設工事の現場に置く主任技術者の有資格者として認められるなど、施工技術の指導的技術者として社会的に高い評価を受ける資格です。 |