7月31日(日)、全建総連第32回全国青年技能競技大会の予選会となる、第23回埼玉土建大会を技術研修センターで開催しました。今大会には、この春高校卒業した2人を含む初参加者5人を含め7支部、10人の青年大工が参加し、本選出場への切符をかけて技を競い合いました。
青年技能競技大会は35歳以下の青年大工が「四方転び踏み台」を課題に、競技時間6時間で原寸図の作図から課題作品の組立、仕上げまでを行います。それぞれの選手は2回の事前講習会を経て、大会に臨みました。
試合当日、競技開始の合図で、選手は一斉に原寸図の作図に取り掛かかりました。作業は原寸図作図、材料の削り、墨付け、加工、組立と続き、どの選手も淀みなく作業を進める姿からは、日々の努力をうかがい知ることができました。競技終了の合図とともに完成した作品が審査室へ持ち込まれ、厳正な審査が行われました。
今大会で代表選手に選ばれたのは、1位/小島優選手(越谷)、2位/成川弘将選手(熊谷)、3位/橋豊喜選手(越谷)の3人でしたが、2位の成川選手は、10月に山形県で開催される「技能五輪全国大会」に出場するため、五輪に向けた練習に集中することから今回の全国大会へ出場は辞退、4位の丸山真弘選手(中部)が繰り上げで代表選手として出場することになりました。
代表選手たちは本選まで自主練習を重ねながら、2回の合同練習会を経て、8月27日から徳島県徳島市産業観光交流センターで開催される「全建総連第32回全国青年技能競技大会本選に挑みます。一昨年2つのメダルを獲得した同じ代表選手が選出されました。昨年取れなかったメダルを今年は必ずもちかえると決意を語ってくれました。