第六回 技術・技能の習得を励ますつどい


 東日本大震災一周年目となる3月11日(日)、ラフレさいたまを会場に、「第六回 技術・技能の習得を励ますつどい」を開催しました。 この取り組みは組合推薦を通じ、国・県で表彰された仲間、競技大会で活躍した仲間、難関な国家資格を取得した仲間を一堂に会し、組合としてお祝いする目的で、毎年開催しています。

 開会に先立ち、鈴木委員長が東日本大震災で犠牲になった多くの方々への黙祷を呼びかけ、参加者全員で冥福を祈りました。大橋理事長のあいさつの中でも、昨年の「つどい」から僅か五日後に震災が起こったこと、復興の中で技能者が果たしていく役割の大きさなどが語られました。

 

 来賓として訪れた全建総連の梅澤技術対策部長からは「親方は知識を教えることは出来るが、真の職業能力は自主的に努力することでしか身につかない。この場に集まった皆さんは、他の仲間の模範となる」とあいさつ。この他にも埼玉県職業能力開発協会の白石総務課長からあいさつをいただき、共に震災復興への想いが語られました。


  こうした言葉を受けた後、受賞者への表彰式が始まり、当日出席した13名の仲間が賞状を受け取りました。

( この式典では、後継者育成に貢献され埼玉土建からの推薦により国および県より表彰を受けた仲間をはじめ、技能検定の成績優秀者や合格者、各種競技大会で活躍した仲間、二級建築士および二級建築施工管理技士、二級電気工事施工管理技士、第二種電気工事士などに合格した仲間の表彰を毎年行っています。)

 
    受賞した仲間を代表して、二級建築士を取得した小林秀一さん(草加)から「資格を取得できたことはもちろんだが、共に学んだ仲間との出会いは、私の人生にとって大きな糧となった。資格の名に恥じないよう、今後も精進していきたい」、青年技能競技大会で金賞を受賞した板橋悠さん(ふじみ野)からは「親方を始め、様々な人の支えがあったからこそ。今年は、次の目標の二級建築士めざしてがんばりたい」と、支えてくれた人たちへの感謝と今後の豊富が述べられました。
 
 そして、仲間を背中から支え続けた担当講師からそれぞれ激励の言葉が贈られ一部式典が閉会しました。
  第二部の懇親・交流会は、荒馬座の獅子舞、ソーラン節の演舞でスタート。演舞の中で、受賞者を壇上に招いて共にソーラン節を踊る一面も。荒馬座の指導のもと力強く踊った受賞者たちへ、会場中から大きな拍手が送られました。 式は歓談へと移り、参加者は久しぶりに再会した仲間や、先生との交流を深めました。そして、今後奮闘していく決意を固め合い、閉会しました。