●平成23年度−全建総連青年技能競技大会予選 『第18回埼玉土建大会』 |
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埼玉全県各地から青年大工集う
若干24歳/板橋選手が代表入り!! |
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7月31日(日)、全建総連主催第27回全国青年技能競技大会に参加する3名の代表選手を決めるための予選となる、第18回埼玉土建大会を技術研修センターで開催し、9支部(過去最高)から14名の青年選手が参加してそれぞれの技を競い合いました。
全国青年技能競技大会とは、35歳以下の青年大工が全国から集まり、木造大工の古くからの加工技術の一つである規矩術(木造建物の仕口・継手その他接合部分を曲尺によって作り出す手法)を用いて『四方転び踏み台』を作成する中でその図面の精確さ、作品の精度、出来栄えを競い合う大会です。
今回開催された埼玉土建大会でも各採点方法、時間制限、使用する道具など、そのすべてが本選の全国青年技能競技大会と同じ条件で行いました。
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午前9時15分、開始の合図と共に選手達はまず、図面の作成に取りかかります。図面はそのまま作品の精度に関わるとあって、出来る限り正確に、なおかつ、手早く図面を引いていきます。開始して45分ほど経った頃から、一人、また一人と、図面を提出し、削りそして墨つけへと作業を進めます。
作成した図面を元に部材にカンナをかけていく削りの作業は、作品の出来栄えに関わるため何度もカンナの刃を見ながら慎重に削っていきます。
削りが終わると墨つけ作業へ・・・。
墨付けは、一旦材料を切ってしまうと元に戻らないため、何度も確認しながらきざみの元となる墨をつけていきます。この墨付けが、作品の精度を左右するとも言われています。
墨付けを終えると、部材同士を組み合わせるためのほぞ穴を、ノミとゲンノウを使って一つ一つ精度良く開けていきます。この作業に掛かると、図面を引いていたときの静かさは嘘のように、ノミを叩いて材木をきざむ音が会場中に響きわたります。
昼食休憩を終え、競技が再開されると、ノミの音に混じってノコギリを引く音が聞こえ始めます。ほぞ穴を全て開けると今度は、開けたほぞ穴にピッタリ合うように、一つ一つ丁寧にほぞを作るきざみの作業が始まりました。
きざみが終わると、出来上がった部材同士を組み合わせる最後の作業に移ります。組み上がっても、そこで終わりではありません。時間ギリギリまで木口にカンナをかけるなどして作品の完成度を高めていきます。
午後4時、競技時間の終了と同時に8名の選手が作品を提出。終わっていない6名の選手は延長して作品を完成させていきます。
延長に入った選手達は、今まで練習を続けてきた苦労を出し切るため、誰一人として途中で投げ出すことなく懸命に作品を作り続け、参加選手全員が見事作品を完成させることができました。
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予選会入賞者 |
一位 : 板橋 悠選手 |
二位 : 福島 教仁選手 |
三位 : 多比良 和矢選手 |
四位 : 矢口 洋司選手 |
閉会式では今野審査委員長から競技結果が発表され、一位/板橋悠選手(ふじみ野支部)、二位/福島教仁選手(深谷寄居支部)、三位/多比良和矢選手(深谷寄居支部)の名が告げられると、健闘を称える大きな拍手が会場を包み込みました。
閉会式を終えると、参加選手一同は改めて上位入賞者の作品に目を凝らし、「来年こそは代表入りを」と誓い合い会場を後にしました。
なお、上位三選手は、埼玉土建の代表選手として、9月19日から横浜で開催される「全建総連第27回全国青年技能競技大会」に出場します。
三位/多比良選手 一位/板橋選手 二位/福島選手 |
五位 : 町田 将士選手 |
六位 : 佐藤 貴史選手 |
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<予選会出場選手>
・ 越谷支部 (2人) 高橋 豊喜、矢口 洋司
・ 行田羽生支部(1人) 横田 嘉成
・ 岩槻蓮田支部(1人) 大類 健太
・ 上尾伊奈支部(1人) 梅野 真吾
・ 朝志和支部 (1人) 比留間 圭治
・ ふじみ野支部 (1人) 板橋 悠
・ 東松山支部 (2人) 鈴木 大介、沖本 克則
・ 入間支部 (1人) 佐藤 貴史
・ 深谷寄居支部(4人) 逆井 渉、多比良 和矢、
福島 教仁、町田 将士
計 9支部から14名 |
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