第二回 技術・技能の習得を励ますつどい

  3月2日(日)、ラフレさいたまで第二回技術・技能の習得を励ますつどいが開催され、総勢31名が参加しました。
 このつどいは、年間を通じて技術・技能の研鑽に励んだ仲間を組合としてお祝いするだけでなく、今後そのような仲間が社会的に認められていくことを展望して取り組まれているものです。
  第一部の式典では、主催者を代表して鈴木委員長から「耐震偽装や相次ぐ建設業界の不祥事により、この業界で働く仲間の置かれている状況は本当に厳しい。その中でも技術・技能の習得は建設職人にとって欠かせないことであり、将来の宝となるもの。これを期に益々技能向上に励んでほしい。」とのあいさつがありました。
 この式典には、全建総連梅澤技術対策部長が来賓として出席され、「国家資格取得や競技大会での活躍など技術・技能に励んだみなさんの努力は並々ならぬものがあったと思う。時間が保障されている訳でなく、道は容易でない中、一生懸命がんばったことは、後に続く仲間に希望と大きな励ましを与えたと思う。今後もみなさんの活躍に期待する。」との祝辞をいただきました。
 また、埼玉県産業労働部職業能力開発課、埼玉県職業能力開発協会、(社)埼玉県技能士会連合会より祝電をいただきました。

 表彰式では、技能検定の成績優秀者・合格者、各種競技大会の入賞者、二級建築士および二級建築施工管理技士の合格者、後継者育成に貢献され埼玉土建からの推薦により国および県より表彰を受けた仲間の表彰が行なわれました。表彰者を代表し、今年度技能検定で成績優秀者の高村青年部長が謝辞を述べました。

 今年度は、建築大工職種として初となる「ものづくり日本大賞」を受賞した和田三郎さん(ふじみ野)からのメッセージが詰まった映像をながし、出席した仲間が改めて、さらなる技能の向上を誓い合う式典となりました。

 第一部の式典が終了すると、荒馬座の太鼓で表彰者を激励し第二部の祝賀会へ。
 祝賀会では、青年競技大会や二級建築士講座、塗装講座の様子を盛り込んだスライドが上映され、静まりかえった会場で全員が真剣に映像を見入りました。
 表彰者からは、「違う資格取得にも励みたい」、「この期を糧として、後輩にも技能の大切さを伝え、さらに自身の向上に努めたい」などの熱気を帯びた決意が語られ、最後に参加者全員で記念撮影をして閉会しました。